■ ヘリック共和国陸軍試製重戦闘機械獣 “ベンハー” Republic of Helic Army Experimental-Heavy-Battle-Zoid
"BEN HUR" Dinosaur Tank type
惑星Ziでは中央大陸戦争半ばまで、戦闘は陸上軍艦といった趣の重戦闘機械獣によって決着が付けられるべきであるという「陸上艦隊決戦思想」が色濃く存在し、ビ級(ビガザウロ級)重戦闘機械獣の建造競争が続いていた。
当初は戦闘機械獣部隊の活動拠点・母艦として専ら物資運搬用に設計されたビ級であったが、三連砲塔を搭載し本格的な戦闘が可能となった「ウォークルーザー」の思わぬ活躍によりこの種の機獣の有用性を認識した共和国軍は「パーシング」「ゾイドマンモス」「グレーター」等を経て「ゾイドゴジュラス」を完成させ、以後長く「ゴジュラス無敵時代」が訪れることとなった。
しかし、やがて帝国軍も高度に完成された機獣「アイアンコング」を投入、それ以前の重戦闘機械獣は一挙に旧式化することになる。これに対する共和国軍は「バンカー」「バリアント」「ゴジュラスモンスーン」といった、さらに強力な機獣を続々と開発。こうしてビ級建造競争は白熱していった。
そのうちの一つ「ベンハー」は、地球人科学者セルゲイによって考案された機獣である。共和国に技術提供をする 地球人軍事顧問団の中心人物クローネンブルグ博士はゾイドコア搭載戦車を発案・製作したが、果たしてそのコアが動く事はなかった。コアは遺伝情報を持っており、おおまかな四肢の形状が本来の姿と似通っていなければそれを自らの体であると認識しない為である。結果、博士はゾイドコア戦車の開発から退くが、彼の後輩に当たるセルゲイ=キーロフがその計画を引き継ぐ。そして遂にセルゲイは暖めていたアイデア「莫大な出力を誇るビ級ゾイドコアによって稼動する重戦車:ベンハー」を完成させたのである。
それはまさにゴジュラスの乗った重戦車という異形の怪物であったが、ゴジュラスの体は搭載コアにこの車体を自身の四肢であると認識させるための装置に過ぎず、兵器としてはあくまで重戦車そのものであった。
試験の結果得られた総合性能は良好であったが、整備の複雑さ/コストの高さが原因で制式に量産されることはなかった。しかしながら後の共和国首都防衛戦において帝国軍のロングレッグサリー部隊を迎撃したとの証言も不正確ながら残っている。

武装
バイトファング×1
380mm臼砲×1
105mm榴弾砲×4
76mm対機獣カノン砲×2
45mm速射砲×2
150mm四連ロケット発射筒×2
30mm加速衝撃砲×1
12.7mm水冷機関銃×2



今回はバトスト一巻に登場した、誰もが目を疑った異形の改造ゾイドですな。 スタイルは某○谷プロの恐竜戦車のようになってしまいましたが。
こんなのゾイドじゃない!と言われましても、もう天下のバトルストーリーに登場しているので知ったこっちゃないという状況ですぞ。むしろ世界が広がるのだと肯定的に捉えることに。ライバルは某帝国軍少年隊の制作した、 下半身が戦車であるという“流石ダイナミックな改造”のアイアンコングでしょうな。
(2003.12.31)

-転進-