・チーム・ムラクモが本國から大した装備を供給されていなひのは何故でせうか?
そも ゝ 優勝商品が油田だなんてこれいかにも胡散臭ひといふのが政府の見解です。五木リンタローを始めとした一部の冒険野郎が資金をかき集め、でつちあげたのが「チームムラクモ」なのです。

・木炭自動車で砂漠横断ラリーなんて無謀ではありませんか?
國策代燃炉「おおすみ」が実用化されてからは、木炭ガスも随分安定した動力源になつたやうです。

・第一話の装甲列車は何者?
馬賊討伐にやってきた国府軍です。後半に登場する国府軍戦車と同色の塗装がされています。

・第三話で皆が食べてゐたものは何でせうか?
「辛味入り汁かけ飯」です。調理したのはシャチョーです。

・ラムネ、温そうですね。
一応、魔法瓶のやうな保冷箱に入れて保存しているやうですが、やはり温いやうです。

・ムラクモは寄り道しすぎではないか。それにしては、バルド川以前は首位だったという。どういうことか?
ムラクモ以外の皆も、それぞれ寄り道しています。馬賊に捕らへられたり、現地の紛争に巻き込まれるのは日常茶飯事です。

・飛行船に車を吊るすのは規約違反では?
規約違反です。付近に監視小屋がなくて良かつたですね。しかし、重要なはずの油田をくれてやるといふのに、監視の甘いこと・・・主催者側の怠慢は目立つばかりです。やはり、胡散臭ひ大会であつたのは間違いなひでせう。

・第八話、あの札束、いくらなんでも奮発しすぎでは?
札束だからといってそれが必ずしも高額だとは限りませぬ。その国の経済状況次第で"パン一切れを札束で買う"なんて事態もありえますので。

・第八話、「砂」という看板は何?
あれは砂ではなく石・少であり、あの街の看板は基本右から読みますので「少・石」であります。おそらくは店長の名前(シャオ・シー=少石)を図案化した看板です。

・第九話、何時の間にムラクモは修理せしめられたのか?
主役陣による救出劇と平行して、飛行船カグヤマ乗員だつた田子浦と鴨鳥の二名が大部分を修理しておりました。尺の都合上泣く泣くカツトされたお話です。

・第十話、エージは何故、ろ式閃光弾を一目しただけで爆弾であると解つたのでせうか?
ろ式閃光弾は九七式手榴弾によく似ています。九七式はこの世界において手榴弾の代名詞的存在として広く世界に広まり、「黒球状の爆弾」と並び民間人にもその形状が知れ渡っているようです。