津刈沖空戦参加兵器一覧 (2005年作品『通勤大戦争』より)

欧羅大戦における渡洋爆撃から先の大帝都空襲まで、二度の戦役を通じ空の兵器として軍用飛行船は成熟した。しかし聴音機連動防空火器の発達した現在では、飛行兵器は戦力になり得ないとする見方が主流ではある(地上の防空砲が放つ一撃で高価な巨大戦略飛行船が撃破される場合もある)。
よってこれら空の兵器はあくまで陸海の補助兵力にすぎないとされている。

 ツポレフ Tu-162戦闘飛行船
ツポレフ Tu-162戦闘飛行船
戦闘飛行船は各國軍における主要空中戦力である。砲や爆弾倉で武装しており、敵飛行船との戦闘や地上目標への砲爆撃に用いられる。
Tu-165は蘇同盟側陣営の標準型戦闘飛行船として開発された。主砲には八十五粍榴弾砲を搭載、副砲として四十五粍速射砲を4門積んでいる。 現在では完全に旧式化しているものの、途上國では未だ第一線で使用され続けている。

ヤコブレフ Yak-56巡航飛行船
ヤコブレフ Yak-56巡航飛行船
巡航飛行船は簡易な武装で船団護衛や単独での偵察・哨戒などに使用される小型の汎用飛行船である。
Yak-56は十四粍半連装機関砲を機体前部に装備し、また後方にも同一機関砲の単装型を一門、下部に五十七粍榴弾砲を旋回砲塔形式に2門搭載と、巡航飛行船にしては重武装であるがまた運動性も良好であり、蘇同盟側陣営各國で長年にわたり第一線で使用されている。
試製一年式連絡複葉機
試製一年式連絡複葉機
この時代、各國軍の飛行部隊の主力は飛行船であったが、國力の観点からそれら巨大飛行船を揃えるのが困難な一部小國では、それまで連絡や砲兵観測に細々と使用されていた「飛行機」を空の戦力として転用する研究をそれぞれ独自に行っていた。
試製一年式は我が國防軍が実験的に採用した戦闘・攻撃用飛行機で、前作三三式単葉機で得られたノウハウを生かした双発複葉機である。発動機は新型の櫻エンヂンを採用して出力に余裕を持たせ、強力な武装を搭載する事が可能となった。
紀元二千七百年より再び下二桁が兵器名称に用いられる事になったため「一年式」(混乱を避けるべく"年"が入る)、機密保持を考慮し「連絡複葉機」、仮採用を表す「試製」を冠し「試製一年式連絡複葉機」と命名された。
三一式を大口径化した一〇〇式十三粍焼夷機銃を二挺積んだ雄型と、試製一年式滑空爆弾を搭載した雌型のペアで運用される。
モシリカラカムイ型戦略飛行船
モシリカラカムイ型戦略飛行船
戦略飛行船とは、船団形成の中核となる最も巨大かつ航続距離の長い飛行船である。 大戦中の大型爆撃飛行船と飛行母船とを統合して司令部機能を持たせた空中要塞都市ともいえる船種で、僚船への空中補給機能や乗員休養施設を備え、船団を作戦空域に長期間滞在させる場合には必要不可欠な飛行船である。
労農党軍モシリカラカムイ型は小型の部類に入る単胴型の戦略飛行船で、ツポレフ系戦闘飛行船を拡大したような船体構造である。
カモフ KA-50偵察オーニソプター
カモフ KA-50偵察オーニソプター
蘇同盟で幅広く使用されている偵察用の垂直離着陸振翼機。 機体前部のゴンドラ部が観測員席となっており、ここに旋回機銃を取り付ける事も可能である。
機体上部のフック状装置によって飛行船への発着も可能であり、津刈沖空戦ではごく少数が迎撃戦に出撃したが全機撃墜されている。
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