本邦内戦における諸兵器(2004年作品『装脚戦車の憂鬱』より)

三七式裝脚戰車
三七式裝脚戰車
初の本格的な国産装脚戦車とされる。足回りは「アルノルディ式懸架起重脚」を独自に発展させた機構で、「三七式姿勢統制器」によって行進間射撃も可能。「三六式車載歩兵砲」を旋回砲塔に搭載し、一般的な装脚戦車に比べ火力は格段に高い。
開発は造兵廠と隅宮川瓦斯電氣が共同で行い、欧羅各国より購入した数種の装脚戦車を参考に「試製一號裝脚戰車」(のちの三四式)等の試行錯誤を経て完成した。当初は旅団下に独立装脚戦車中隊を編成し集中運用されたが、後には一部連隊への分散配置もされている。
BRDM十八型装脚偵察車
BRDM十八型裝脚偵察車
蘇同盟陣営をはじめ広く使用されている装脚式の偵察・斥候車両。
一対の起重脚は構造上機敏さには欠けるが単純で整備がしやすく、途上国でも容易に扱えるのが大きな特色である。車体上面には「KPV十四.五粍車載重機關銃」および「ゴリノフ四十三年式七.六二粍重機關銃」を装備した旋回砲塔を装備しているが、これは「BTR型裝甲車」からの流用である。

RT四十四型偵察戰車
RT四十四型偵察戰車
威力偵察や歩兵支援に用いられる蘇同盟の強力な装脚戦車。走行装置は北欧の森林開発用重機を原型とする「ホルトハウゼン式懸架起重脚」を採用、車体は極めて軽量に作られており、空挺作戦にも対応している。

三四式裝甲警戒車
三四式裝甲警戒車
欧羅より購入した「アルノルディ式裝脚戰鬪車」を参考とする「試製一號裝脚戰車」を改良の上で制式化したもの。武装は後座長を短縮した「改造ヱ式二十粍自動騎砲」を固定戦闘室に搭載し、車長用展望塔には車載重機を備える。本来の配備先は山岳向け騎兵連隊の装甲車中隊だが、歩兵科の装脚戦車中隊にも若干数が見られた。
五式平射歩兵砲
五式平射歩兵砲
擲弾銃と連隊砲の中間に位置する、機関銃座やトーチカを直接射撃するための簡素な短砲身火砲。徹底的な軽量化が図られており、口径は大きいが低初速・短射程で『大袈裟な擲弾銃』等と揶揄されている。 「三七式裝脚戰車」の主砲「三六式車載歩兵砲」は本砲の改造型。

T五十五型中戰車
T五十五型中戰車
現在殆どの蘇同盟陣営の陸軍戦車部隊は、大戦で活躍した「T三十四型中戰車」の改修型乃至、当「T五十五型中戰車」によって構成されている。「T五十五型」は大戦後十余年、当時は現実感のあった"来るべき世界最終戦争"において蘇同盟の主力戦車となるべく開発された戦車である。世界に先駆けて木炭ガス発生炉を標準内臓し(それまでの戦車においては追加キット扱いであった)資源戦争下での作戦行動に対応した設計となっていた。その後始まる世界技術停滞により長く第一線で使用されることとなり、多くの紛争に参加している。初期型は八糎半戦車砲を搭載していたが、現在多くは十糎砲型に換装されている。

テリヤス三型輕裝甲自動車
テリヤス三型輕裝甲自動車
照安財閥基幹企業の「テリヤス工業」が、奥隈地方など治安の極めて悪い僻地向けに生産している民生四軌六五型系列の簡易装甲仕様。並列に並んだ二基の展望塔が特徴。あくまで民生品だが展望塔は銃眼として適切なため、本車を導入した準軍事組織や山岳匪賊は好んで重機関銃を設置、戦闘装甲車として運用している。
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