『よろず骨董 山樫』放送

箸休め然なる連続掌編アニメーション。
ある高架下の骨董屋を舞台に繰り広げられる口八丁の迫真閑話。

自律機關
左...テリヤス工業製の三號自律機關

年の瀬に一億国民を震撼させた"牛蛙事件"。大帝都西部、照安財閥の企業城下町・照安市にて当時試験販売されていた軽害獣駆除機ウシガエル-テリヤス工業製、四號自立機關搭載機-が突如として暴走、付近の産業道路に飛び出して玉突き事故の大惨事となった。「自律機關」とは演算機を組み合わせた頭脳装置、またはそれを搭載して活動する機材の総称で、一部は事件以前から脆弱性が問題視されており、本事件が後の「自律機關統制法」施行による製造販売規制へと繋がった。同法成立が"長年の技術停滞に更なる拍車をかけた"・・・との声もあり、実際に一部の技術体系は途絶えているという。

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yama02.jpghttp://iyasakado.com/works/yamakashi/
現在、テレビ埼玉で今秋から放送予定の連続短編アニメーション「よろず骨董 山樫」を、絶賛制作中である!
なんとか端ノ向フの制作と両立させたいがため、30秒を"演出"で逃げ切る実験的作品で、シナリオは数年来の仲間(と勝手ながら思っている)福島直浩氏に参加して頂き、密度の高いものとなっているはず。毎週、アニメ情報番組アニたま内の月間ショート劇場にて月間で放送される(つまり1クールが3話である)・・・という変則形態で、圏内の方は是非ご覧いただければ幸いである。

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回収したカットの演出チェック中(左)。
詳しくは本編完成後のスタッフロールで明かされるが、端ノ向フは様々な方の御支援により遂行中で、感涙に奮い哭くばかりである。西の方角に足を向けて寝るなどは萬世に渡り許されざることであろう。

そんな折、突如として10月公開の30秒尺短編を同時進行によって制作する運びとなったである。これについては近日中に追って報告したく思うが、果たして・・。

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明星石灰の櫓
大帝都の東端、尾具區橋ノ坂町を一望した時にまず目に付くのが、明星石灰株式會社・橋ノ坂工場の櫓式大煙突である。
明星石灰は大帝都近郊において『浦粕貝灰』と双璧を成す貝灰製造の大手だが、ここ橋ノ坂工場は"鬼の石従組"こと石灰従業員組合の勢力が強大で、数年に一度の割合で大型争議(明星争議)を起こしている。争議の度に敷地内に増築されるバラック要塞は会社側の撤去も追いつかず、工場周辺の不良住宅群と同化しつつある。これはあたかも工場設備が貧民窟に飲み込まれているようにも見え、橋ノ坂町独特の異様な景観を作り出している。
近年の明星争議は益々過激化しており、赤色ゲリラの類が関与しているとの噂も絶えない。

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華やかなる尾具三業地を通過せる尾具線
左...華やかなる尾具三業地を通過せる尾具線の十系電車三両編成

尾具線は省線飛鳥台から帝成町谷を経由して蓑輪を結ぶ懸垂式単軌道で、橙と練色のツートン車両は大帝都市民にも馴染み深い。同路線を運営する飛鳥台單軌道は、経営破綻した飛鳥台電軌を引き継ぎ鐵道省・帝成電軌・大帝都府の出資により設立された第三セクター事業体である。
尾具三業地が発展して以後赤字経営を脱し、今日に至る。

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端ノ向フの美術
現在、端ノ向フの美術の質感は、以前公開した予告編の頃とは違う空気感になっている・・・と思う。それは「生まれてくれてありがとう」の制作過程により習得した技術の応用によるものであったり、現実のバラック建築等を観察しての認識の変化であったりするが、もうこれで決めないといつまでも完成しないのである。

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乙機材「端ノ向フ」の敵役メカ"乙機材"の風貌は、初期キィビジュアルから幾度かの変遷を経て随分と変わってしまった。
テリヤス製演算機搭載と思われる頭部のみ原型の意匠を維持している。

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モノコムサで「生まれてくれてありがとう」キャンペーンを実施中との事で、店内において拙作ミュージッククリップの上映や、各種グッズの販売も行われている模様である。
新宿店では、建物に親子が大きく貼り出されており実に圧倒的な存在感を放っていた。

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