端ノ向フの美術
現在、端ノ向フの美術の質感は、以前公開した予告編の頃とは違う空気感になっている・・・と思う。それは「生まれてくれてありがとう」の制作過程により習得した技術の応用によるものであったり、現実のバラック建築等を観察しての認識の変化であったりするが、もうこれで決めないといつまでも完成しないのである。

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端ノ向フの資料収集のため幾度か訪れた、荒川区のバラック郡。まるで終戦直後から時が停止しているようであるが、季節によっては緑に覆われて牧歌的。しかし周囲には新しい空き地が目立ち、これらが消失するのも時間の問題かもしれない。

乙機材「端ノ向フ」の敵役メカ"乙機材"の風貌は、初期キィビジュアルから幾度かの変遷を経て随分と変わってしまった。
テリヤス製演算機搭載と思われる頭部のみ原型の意匠を維持している。

街ラフ
...なんということであろう。
前回の記事から実に半年が経過してしまった。

「端ノ向フ」は広がりつつも少しずつ前進中で、まるで日華事変である。"当初は半年で終わると思っていた"所まで史実に再現中だが、戦とは大抵そういうものであろう。今しばらくお待ちいただきたい。ちなみに、左の絵は大帝都塞東區の繁華街ラフ。主な舞台となる貧民窟とそれ以外の町並みとをパッと見で判断つくようにすべく検討を重ねている所である。
帝冠様式、擬洋風、戦前アールデコ、看板建築、蔵造り商店等々研究中...

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先日のアニメフェアのブースにて上映した「端ノ向フ」の特報(トレーラー)を公開せり
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引き続き制作。
今作では、紙での作画→スキャン・仕上げ→AEでのコンポジット、という工程を採用してゐる(左画)。いままでのフルデジタル制作よりも性に合っているかもしれないと今更発見。今更過ぎる。テンションを高く保てて画面の密度も上がっていく気がする。
装甲列車を作画しているからか。
ところで、軸配置E型の機関車(4110とか)はデカポッドでよいのだろうか?それとも他に適切な呼称があるのかな。満鉄式呼称の架空装甲機関車を出したいので勉強中。
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端ノ向フ01大本営発表。この春開催さる東京国際アニメフェア http://www.tokyoanime.jp/ja/creators_world/2010a/ のクリエイターズワールド・アドバンスに、ブース出展決定 2006年以来、久々に個人としての参加である。
そして、当日は新作短編"カ號計畫"="端ノ向フ"(左上画像)・・・これまた久々の自主制作作品・・・の、トレーラーをブースにて上映予定なのである。
(余裕があればまたポストカードなども用意したいところ・・・)

開催日:
 ビジネスデー : 3/25・26
 パブリックデー: 3/27・28

・・・お時間ある方は是非お越しください!
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謹 賀 新 年。
 
あけましておめでとうございます。
寅年なので、今年は激動の年にする・・・!


新作短編のほうはほぼ全体像が見えたところで、正式タイトルは「まだ変わらないとも言い切れないので」、しばらくは秘匿名"カ號計畫(かごうけいかく)"と呼称しつづけることとしている。左写真はその準備稿の一部。
作品内容を掻い摘むと、貧民窟(ドヤ街)と活動写真と憲兵と境界線。


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