明星石灰の櫓
大帝都の東端、尾具區橋ノ坂町を一望した時にまず目に付くのが、明星石灰株式會社・橋ノ坂工場の櫓式大煙突である。
明星石灰は大帝都近郊において『浦粕貝灰』と双璧を成す貝灰製造の大手だが、ここ橋ノ坂工場は"鬼の石従組"こと石灰従業員組合の勢力が強大で、数年に一度の割合で大型争議(明星争議)を起こしている。争議の度に敷地内に増築されるバラック要塞は会社側の撤去も追いつかず、工場周辺の不良住宅群と同化しつつある。これはあたかも工場設備が貧民窟に飲み込まれているようにも見え、橋ノ坂町独特の異様な景観を作り出している。
近年の明星争議は益々過激化しており、赤色ゲリラの類が関与しているとの噂も絶えない。

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華やかなる尾具三業地を通過せる尾具線
左...華やかなる尾具三業地を通過せる尾具線の十系電車三両編成

尾具線は省線飛鳥台から帝成町谷を経由して蓑輪を結ぶ懸垂式単軌道で、橙と練色のツートン車両は大帝都市民にも馴染み深い。同路線を運営する飛鳥台單軌道は、経営破綻した飛鳥台電軌を引き継ぎ鐵道省・帝成電軌・大帝都府の出資により設立された第三類事業体である。
尾具三業地が発展して以後赤字経営を脱し、今日に至る。

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端ノ向フの美術
現在、端ノ向フの美術の質感は、以前公開した予告編の頃とは違う空気感になっている・・・と思う。それは「生まれてくれてありがとう」の制作過程により習得した技術の応用によるものであったり、現実のバラック建築等を観察しての認識の変化であったりするが、もうこれで決めないといつまでも完成しないのである。

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Aバラック01Aバラック02Aバラック03
端ノ向フの資料収集のため幾度か訪れた、荒川区のバラック郡。まるで終戦直後から時が停止しているようであるが、季節によっては緑に覆われて牧歌的。しかし周囲には新しい空き地が目立ち、これらが消失するのも時間の問題かもしれない。

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乙機材「端ノ向フ」の敵役メカ"乙機材"の風貌は、初期キィビジュアルから幾度かの変遷を経て随分と変わってしまった。
テリヤス製演算機搭載と思われる頭部のみ原型の意匠を維持している。

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モノコムサで「生まれてくれてありがとう」キャンペーンを実施中との事で、店内において拙作ミュージッククリップの上映や、各種グッズの販売も行われている模様である。
新宿店では、建物に親子が大きく貼り出されており実に圧倒的な存在感を放っていた。

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越中島01越中島02越中島03
亀戸から総武線と別れて地の果てへ真っ直ぐ伸びるような単線が気になっていたので沿線を散策した。これは越中島貨物線というらしく、昭和四年の完成。赤レンガの橋脚が特徴的である。線路は塩浜で終わっているものの、まだその先に草生す廃線跡が残っていた。
ここからは戦後に延長された区間だったらしい。

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街ラフ
...なんということであろう。
前回の記事から実に半年が経過してしまった。

「端ノ向フ」は広がりつつも少しずつ前進中で、まるで日華事変である。"当初は半年で終わると思っていた"所まで史実に再現中だが、戦とは大抵そういうものであろう。今しばらくお待ちいただきたい。ちなみに、左の絵は大帝都塞東區の繁華街ラフ。主な舞台となる貧民窟とそれ以外の町並みとをパッと見で判断つくようにすべく検討を重ねている所である。
帝冠様式、擬洋風、戦前アールデコ、看板建築、蔵造り商店等々研究中...

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